なぜ自然農か?

いやぁなかなか梅雨が明けませんね。
蒸し暑くなってきましたが皆さんいかがお過ごしでしょうか?

当園の野菜達は順調に育っており、なすやピーマン、シシトウなどが穫れ始めました。
トマトも少しづつ色づいてきました。
下はミニトマト。


中玉はまだこんな感じです。



たくさん実を付けてくれています。
当園は農薬、化学肥料を一切使用せず、できるだけ耕さず、自然農での栽培を目指しています。

なぜ自然農なのかを少し書きたいと思います。

現在の農業における栽培方法はほとんど戦後に始まったもので、いかに効率よく均一なものを作るかという事に重点が置かれていたようです。

そうするとやはり、人為的に色んな栄養や、虫がつかないように薬品を使わなければいけません。
しかし、人間にとっての効率ばかりを追求するとやはり弊害がでてきて、土がどんどん疲弊していきます。

その疲弊した土でまた野菜を育てようとすると、さらに土をひっくり返して化学肥料を足して、という連続です。

そこには微生物が住める環境はなく、本来植物が育つ環境とは、かけ離れていきます。

例えば、耕耘機やトラクターを動かせなくなったら、何らかの理由で農薬や化学肥料が使う事ができなくなったら、その土では何も育てる事ができません。

自分の手の届く範囲の中で、自分の力の及ぶ範囲のなかで、自然が巡る循環にできるだけ近づけ、自分自身もその流れの中に身を置く。
身を置く循環の歯車が大き過ぎて、自分の知らない力に助けてもらっていると、いい時はとてもいい恩恵を受けますが、悪い方に傾いたときどうする事もできなくなります。

少し話がずれましたが、そういったものを否定するのではなく、選択肢の一つとして、なぜそれがそこにあるかを自分が最も説明できる環境を作れる、自然農という考え方も残しておきたいと感じているので、実践しています。

ほとんどは先人達が実践の中で見つけ出してきた知恵や知識です。
身の回りから出たものを有機肥料として使う。
土は微生物に耕してもらう。
刈った草をマルチとして使う。

できるでけたくさんの生物が生きれる環境にして共生しながらですが、とは言っても犠牲にしているものはあるので、できたものを感謝しながら頂く。

生活の中で生き物の死というものを身近に感じる機会が少なくなったので、その分生きるという事に対しての本質も見えづらくなっている気もします。

原点に返り、活き活きとした自然の巡りを感じ、力にしてもらうきっかけをつくれればと思っています。













コメント

人気の投稿